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特許からみる「合成ゴム」の技術動向と用途とは

特許情報からは業界の動向やトレンド、技術用途をはじめ、様々な情報を読み取ることが出来ます。

今回は、「合成ゴム」について簡単に調査をしていきたいと思います。

全体の出願状況の検索

「合成ゴム」で検索したところ、検索結果として130,121件が得られました。

検索画面右側にあるフィルタリング機能を使って、直近20年の特許に絞り込んだうえで特許の出願推移をみていきます。

出願傾向は以下の通りです。

特許の登録件数は右肩上がりとなっていますが、2016年あたりから減少傾向にあることが伺えます。

合成ゴムが使われている産業(用途探索)

つぎに、「技術分野分析」の機能を使うことで合成ゴムに関わる特許がどの技術分野で使われているか用途探索を行うことが出来ます。

※分析機能の使い方はこちら

細かい分野で見てみると、最も出願数が多いのが「電気機械、装置、エネルギー」であることがわかります。その次に「高分子化学、ポリマー」と続いています。

大きな分野で見ると、「化学」が最も多いですね。

また、グラフの表示を変更することで、各分野でどのように出願数が推移しているのか読み取ることが出来ます。さらに、気になる箇所をクリックすることで、その特許をより詳しく見ていくことができます。

※分析機能の使い方はこちら

ここでは電気工学系の中でも、「半導体」に関する特許についてみてみましょう。

上のように半導体の加工用のために使われていたり、放熱などのために使用されていたりすることがわかります。

特に多くの特許に「発熱体とヒートシンクとの間の絶縁性を確保する」というような説明が記載されていました。ゴムの性質的に、絶縁性を利用して半導体の接着材の役割を多くになっていることがわかります。

このように、技術がどのように活用しているかを見ていくことでトレンドのキャッチアップだけではなく、用途を知ることが出来ます。

まとめ

Tokkyo.Aiの分析機能を活用することで、対象期間において「特許」がどのような技術に活用されているのか、技術トレンドを読み取ることが出来ます。

特許情報から技術トレンドを読み取ることで、自社の戦略に活用しましょう。

参考記事:特許からみる「ブロックチェーン」の技術動向と用途とは

参考記事:【知財分析入門】特許の「審査経過情報」から重要特許を炙り出す方法を解説