ニュースの概要
エッジAI開発に取り組むLeapMind社が極小量子化技術に関する2件の特許を取得したことが分かりました。
今回の特許以外にも、同社の出願特許は3件公開されており、今後もこれらの特許審査が続くことが想定されます。
エッジAIとは?
エッジAIとは、端末に搭載されたAIのことです。通常のAI、いわゆるクラウドAIと異なり、当該端末から情報を集積・学習します。
端末で知覚した情報をクラウドに送りレスポンスを得るという動作を経る必要がなくなるので、ネットワークの強くない環境下ではもちろん、自動運転や工場機械など、精密かつリアルタイムでの動作が要求される分野での新たなAI活用の契機となることが期待されています。
今回の特許との関係
今回の特許は、LeapMind CTOの徳永拓之氏が「取得した特許2件は、当社が開発・提供している超低消費電力AI推論アクセラレータIPのEfficieraを支える基盤技術のひとつであり、今後も関連技術の開発と特許出願を続けてまいります」とプレスで言及するように、AIの課題でもある推論処理の電力消費等を押さえることで、より効率的に端末用小型AIを動作させる仕組みについての技術だと考えられます。
LeapMindは経済産業省のJ-startup企業にも選定された、今後の活躍が期待されるスタートアップ企業の一つです。
LeapMindをはじめとして企業が積極的に知的財産の創出を行い、自社の利益としていくことが期待されます。
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