ニュースの概要
人気キャラクター「ムーミン」で有名なMoomin Characters 社が、日本で展開されているムーミンと化粧品会社DHCのコラボレーションを中止することを明らかにしました。
きっかけは、DHCは公式オンラインショップ上で「ヤケクソくじについて」と題した在日コリアンへの蔑称や差別表現が含まれる、吉田会長名義の文章を掲載したことにあります。
この文章に対し、人権NGOヒューマンライツ・ナウ(HRN)を含む13団体から「在日コリアンを誹謗中傷する一方で、日本人の優越性を流布しようとしている」と強く批判を受けていました。
ライツ・アンド・ブランズ(ムーミンの日本での著作権管理団体)はムーミン現行販売品の差し止めはできないとしつつも、DHCとのライセンス契約更新はしない方針であることを明らかにしました。
日本におけるムーミンの著作権保護・管理
日本は「ベルヌ条約」及び「万国著作権条約」の両条約に加入していますので、これらの条約国(フィンランドも加盟)で最初に発行された著作物を保護する義務があります。したがって、日本でもフィンランドの著作物である「ムーミン」も保護されます。
Moomin Characters社は、日本のムーミンに関する「ライセンス契約」の業務を日本法人「株式会社ライツ・アンド・ブランズ」に委託しています。
配信元:https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_61246d78e4b0ec33fa075d37