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ロシアでサムスン製スマホが販売停止の可能性。特許侵害訴訟に伴う措置として

ニュースの概要

サムスンの提供する電子決済サービス「サムスン・ペイ」の技術が自社の特許を侵害しているとして、スイスの会社がロシアで提起していた訴訟で、モスクワ仲裁裁判所は、原告の訴えを認めました。

原告の保有する特許

今回、サムスンの現地子会社を提訴したのは電子決済サービスを運営する「SQWIN SA」です。今回問題となった特許についてSQWIN SAは言及をしていませんが、同社は電子決済システムに関するロシア特許を二件保有しており、このいずれかと考えられます。

なお、同社は日本でも特許を保有しています。

日本でSQWIN SAが取得している特許の情報はこちら

https://search.tokkyo.ai/pat/PT_2015548334

今後の展開

今回の判決にあたってモスクワ仲裁裁判所は原告勝訴の判決の他、対象特許が利用されているサムスン製スマートフォン61製品の販売禁止命令も発しました。

今回の判決は一審のものにすぎず確定してはいないため、今後審理を重ねる中で覆る可能性もありますが、上級審がこれらの判決を支持した場合、サムスンはロシアでのスマートフォンの販売が不可能となってしまいます。今後の訴訟の動向が海外におけるスマホ市場に影響を与える可能性も否定できません。

提供元:http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/10/23/2021102380007.html