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エイベックステクノロジーズが「A trust」を提供開始。「AssetBank」と併せてNFTによる知財保護が加速

ニュースの概要

エイベックステクノロジーズは、デジタルコンテンツの真正をNFTで証明するためのデジタル証明書サービス「A trust」の提供を開始することを発表しました。

先日リリースがあったデジタルコンテンツの流通システム「AssetBank」と連携することで、デジタルコンテンツの安全な流通を促進させることが期待されます。

NFTとは

NFTとはNon Fungible Token、非代替トークンのことです。ブロックチェーン技術を用いてデジタル絵画やゲームデータなど、従来は容易に複製可能であったコンテンツを容易に複製できなくし、市場価値を生み出すための技術として注目度が上がっています。

詳しくはこちらのニュース「エイベックス関連会社がAssetBankをリリース!無許諾のNFT化を防ぐ仕組みとは?」をご覧ください。

「AssetBank」と「A trust」の関係は?

AssetBankは、著作権等の情報を一元管理して流通させるプラットフォームです。一方A trustは、デジタルコンテンツの真正性を証明する証明書を発行する事業基盤になります。

いずれもNFTを基盤技術とするデジタルコンテンツの流通プラットフォームのように見えますが、A trustは不正なNFT化を防ぎ、NFTの起源を担保するためのシステム、AssetBankは、それらのデジタルコンテンツを流通させるシステムのようです。

NFTはコンテンツがNFT化されるまでの真正性に疑義があると流通の前提が崩壊してしまうので、AssetBank,A trust双方のシステムが双方を補完しあってデジタルコンテンツの流通を形成しているといえます。

今後デジタルコンテンツはどうなる?

現在A trustはすでに「ARSHOP」というバーチャルフィギュアの販売に利用されています。バーチャルフィギュアそのものが、今までは個別のコンテンツを独立して取引する性質のものではなかったため、これらの導入事例はまさにNFTがデジタルコンテンツに影響を及ぼす典型的な例ということができます。

今後も、デジタルコンテンツでNFTが適用されるジャンルは拡大することになるでしょう(もちろんコンテンツの性質によりますが)。

近年急激に注目度を高めているNFT。今後の動向から目が離せません。

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