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グッチがNFTつきデジタルアート初出品

ニュースの概要

「グッチ(GUCCI)」がブランドの最新コレクション動画で使用したデジタルアニメーションをベースにしたデジタルアート作品をNFT販売しました。NFT専用オークションに出品し、入札開始価格は2万ドル(約218万円)でした。

NFTとは

NFTは“Non-Fungible Token”の略で、非代替性トークンと訳されます。

通常のトークンと異なり代替や交換されることのない性質をもつデータのことで、資産のデジタル鑑定書と所有証明書としての役割を持ちます。ブロックチェーン(分散型台帳技術)上で発行・流通され、コピーやハッキングが極めて困難である特徴はそのまま、固有の番号でそれぞれのデータを識別することが可能なため、恒久的に価値が保証されます。

NFTの取引自体は2017年ごろに始まっていますが、今年2021年に入って急増しました。主要なNFT取引市場であるオープンシーでの月間売買高は2021年1月には800万ドルでしたが、同年2月に9520万ドルという10倍以上の成長率を見せています。

NFTの仕組み

先述のようにNFTはブロックチェーンのトークンの一つです。

現在のNFTを流通させる仕組みのほとんどはイーサリアムで、そのNFTは「トークンID」と「URI」(=WEB上のファイルの識別子)とを紐付ける機能があります。

トークンIDと紐付けたURIには作成者、所有者、作成日などのデータが記載され、その情報がトークンに付随する仕組みにより、他のトークンと区別され代替が不可能となる仕組みが作られています。これにより、かつては容易にコピーされ流通が困難だったデジタルアートなども真正であることを証明できるようになります。取引が生じるたびに創作者や著作権者にライセンス料が入る仕組みを構築することも可能であり、知財保護の効果も期待されています。

「著作権をブロックチェーンと紐づけるとどんな世界になるか」についてはこちら

https://www.tokkyo.ai/news/copyright-news/blockchain-copyright/

アートやレアアイテムなど資産価値が高く、オークションやコレクターの相対取引などで売買される物がNFTをつけて取引されることが多いでしょう。

必然的に取引単価が高くなり、大規模取引が成立するたびに話題となる可能性が高くなりそうです。

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「世界最大手NFTマーケットに、日本人写真家が300点以上出品」

https://www.tokkyo.ai/news/copyright-news/opensea-photo/

具体的にNFTのイメージを掴むために、NFTに関連した特許を見てみてはいかがでしょうか。

https://search.tokkyo.ai/ipr?kw=%E9%9D%9E%E4%BB%A3%E6%9B%BF%EF%BC%8B%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%B3%EF%BC%8BNFT&type=PTUT

配信元 https://www.fashionsnap.com/article/2021-05-27/gucci-nft-christies/