ニュースの概要
GoogleのWidevine DRM(デジタル著作権管理)プラットフォームにより、NetflixをHDやHDR10画質で視聴できなくなっている、とGoogle Pixel 5を使用するユーザーの一部でから報告されているようです。
GoogleのWidevine DRM(デジタル著作権管理)って?
「DRM」とはデジタル著作権管理(Digital Rights Management)の頭文字を取ったもので、「電子機器上のコンテンツの無制限な利用を防ぐために、オリジナルのデータを特定のソフトウェアあるいはハードウェアでしか再生できないようにすることで、第三者による複製や再利用を難しくする技術・管理方法のこと(引用:Wikipedia)」をいいます。
Googleは2010年にWidevine社を買収(https://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1012/06/news019.html)し、デジタル著作権管理に力を入れてきました。
GoogleのWidevine DRMはどのような仕組みか
Widevine には、L1、L2、L3というセキュリティレベルが存在します。
そして、アクセスのあった端末のセキュリティレベルに応じて最もセキュリティレベルの高いとされるL1から、最も低いとされるL3まで、割り振られる仕組みとなっています。
ユーザーに与える影響
この割り振りが、具体的にユーザーに対してどういう影響を与えるかというと、 たとえばAmazon Prime Videoなどの映像コンテンツ配信サービスでWidevine L1以外の機種を利用すると、映像コンテンツをHDストリーミングで閲覧することができないなどといったことがあります。
今回ニュースになっているGoogle Pixel 5は、本来ならば最もセキュリティレベルの高いWidevine L1に割り振られるはずにもかかわらず、なぜかWidevine L3に割り当てられ、それによってNetflixで高画質視聴ができなくなっているとのことです。
原因はいまだ不明とのことですが、おそらく4月のアップデートが原因ではないかといわれています。