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ベトナムの警察は、海賊版映画サイト「フィムモイ(phimmoi)」をめぐり運営者らを刑事告訴する方針で、警察は著作権違反容疑で捜査を進めています。
フィムモイ(phimmoi)
フィムモイ(phimmoi)は、著作権料を支払わず、世界各国のドラマや映画、アニメなどを違法に録画し、配信していました。
以前はGoogleのオンラインストレージサービス、Googleドライブが利用されていましたが、規制が厳しくなったため、Facebook上のファンページが利用されるようになりました。
サイト運営者は、サーバーさえ無料で利用しているといわれています。
また、ユーザーは無料で動画を視聴する習慣がついてしまっているため、サイト運営者は簡単にアクセス数を稼ぐことが出来る状況です。ユーザーの知財意識を高める等、ユーザー側にもアプローチして海賊版を求める人を減らさなければ、海賊版を撲滅する道のりは険しいでしょう。
ベトナム系海賊版サイトによる日本の著作権侵害被害額
2018年に漫画村が閉鎖されましたが、2020年の海賊版による著作権の被害額は約2100億円と、過去最悪の見込みです。日本からは発信者の追跡が難しいことなどから、日本の捜査当局による、海外の海賊版サイト運営者等の摘発例はありません。
海外を含めた海賊版サイトへの日本からのアクセス数は、急増しています。