2022年8月、新型コロナウイルスワクチンの特許に関し、モデルナ社(アメリカ)がファイザー(アメリカ)とビオンテック社(ドイツ)を訴えると発表した。
モデルナは、被告がワクチンを構成するメッセンジャーRNA(mRNA)技術を模倣したと主張し、mRNAワクチンの設計に焦点を当てて訴訟が進行している。
モデルナの主張内容は、2010年から16年にかけて出願した特許について、許可無く使用されたと主張している。
今回の訴訟についてモデルナはファイザー・ビオンテック製ワクチンについて、市場からの撤去や今後の販売差し止めは求めないとしているものの、mRNA技術は他のワクチンや免疫疾患など様々な治療領域に応用される可能性が高く、今回の訴訟により競合の参入をけん制する狙いもあるのではないかとの声も。
今後の動向に注目が集まる。
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