‐1週間の知財ニュースをキャッチアップ‐
日産のEV特許、ルノーの6倍 全固体電池など「先端技術に強み」出資見直し協議に影響も
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO65576870Z21C22A0EA2000/
日産自動車は仏ルノーの電気自動車(EV)新会社への出資検討に絡み、EV関連の特許権など知的財産権の取り扱いについて協議に入る。日産は電池などで定評があり、EV特許件数はルノーの6倍だ。
中国EV特許でBYD独走 世界展開視野、トヨタも引用
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC184OQ0Y2A011C2000000/
中国の電気自動車(EV)大手、比亜迪(BYD)が国際的に存在感を高めている。日本経済新聞社が専門家の協力を得てBYDのEV関連の特許を分析すると中国勢の中で出願数が突出し、日米欧での出願も伸びていた。独自の蓄電池「ブレードバッテリー」は他社の特許で多く引用されていた。中国だけでなく世界市場でも侮れない存在になる可能性がある。
農産物「ブランド品種」の海外流出阻止へ…農水省、民間機関創設を後押し
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20221107-OYT1T50121/
農林水産省は、農産物の「ブランド品種」の海外流出を防ぐ民間の専門機関創設を後押しするため、業務の一部経費を財政的に支援する方針を固めた。来年度予算案に関連費を計上する。専門機関に外国での品種登録や、無断栽培の監視・訴訟などを担わせ、国内で開発された品種の価値を保護したい考えだ。
PhRMA USTRにバイオ医薬品産業のIP保護で要望書提出 輸出、製造、雇用で貿易障壁の存在を指摘
https://www.mixonline.jp/tabid55.html?artid=73878
米国研究製薬工業協会(PhRMA)は11月1日、米国医薬品の輸出に関してIP(知的財産権)保護が不十分などのため貿易障壁が存在するとして、米国通商代表部(USTR)に改善を求めた。PhRMAは、「米国バイオ医薬品産業は世界の医薬品研究開発・製造・貿易で世界をリードしているが、多数の国々では輸出に貿易障壁を設け、輸出や製造・雇用などの力を削いでいる」と指摘、政府は米国バイオ医薬品産業を守るべきとして、USTRに要望書を提出した。
中小企業の経営を次のステージへ DXと知財経営の接点を探る
https://www.murc.jp/report/rc/column/search_now/sn221104/
DXが世の中を賑わすキーワードとなって久しい。現在では、DXに関するさまざまな取組事例や関連製品・サービス等が確認される。DXとは、デジタルの活用によって経営を強化していく取組であると理解されているが、知的財産についても同様の文脈で語られてきた歴史がある。知財経営というワードに代表されるように、知的財産は経営を強化する手段であるという文脈で従前より語られてきており、特に中小企業に対しては現在もさまざまな施策が講じられている。そこで、今回同じ方向性で語られてきたDXと知財経営に焦点をあて、その接点を探りながら中小企業の今後について考えてみたい。
産業TREND/ESG経営への知財活用 企業価値向上に向け 特許庁・仁科雅弘
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00653158
知財への投資とESG(環境・社会・企業統治)経営の実践とは、企業価値の向上につながる取り組みである点で共通し、相互に密接な関係を有する。しかし、わが国では知財への対応は知財部門に任せておけばよいとの意識が依然として根強く、経営層によるESG経営の実践において、知財が十分に生かされていない可能性がある。
ソウル半導体、独でのLED特許訴訟で勝訴
https://www.kedglobal.com/jp/%E7%89%B9%E8%A8%B1%E8%A8%B4%E8%A8%9F-/newsView/ked202211040008
世界3位のLED(発光ダイオード)企業でコスダック市場上場会社のソウル半導体が、欧州の大型流通会社を相手取ったLED特許訴訟で勝訴した。特許を侵害した欧州照明製品には、販売禁止処分が下された。今回の勝訴で、ソウル半導体は03年以降、計100回の訴訟でいずれも勝つという記録を立てた。
酵素処理乳酸菌「LFK」でがんの転移を抑制、特許を取得
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/653053
ニチニチ製薬株式会社(社長:森下政彦、三重県伊賀市、以下 ニチニチ製薬)は、東京大学 大学院農学生命科学研究科 食の安全研究センター 日下部守昭特任教授との共同研究により、酵素処理乳酸菌素材「LFK」のがん転移抑制効果を証明し、東京大学との共同出願により10月4日に特許を取得しました(特許第7152733号)。
Apple、血糖値や心電図測定が可能なスマートバンドの特許出願
https://iphone-mania.jp/news-500689/
米国特許商標庁(USPTO)が現地時間2022年11月1日、Appleが出願していた、血糖値や心電図測定が可能なスマートバンドに関する特許を公開しました。
[音楽教室訴訟] 楽しく学べる環境こそ
https://373news.com/_column/syasetu.php?storyid=165691/
音楽教室からの著作権使用料の徴収を巡る訴訟で、最高裁は生徒の演奏に対しては徴収できないとの初判断を示し、日本音楽著作権協会(JASRAC)側の上告を退けた。一方、教師の演奏については徴収を可能とした二審の判断を維持、音楽教室側の上告を受理しなかった。5年に及ぶ法廷闘争が決着したことになる。