LG電子は、2021年12月、音響大手ドルビーが保有する標準必須特許に基づく技術を使用できるようにするための仮処分をアメリカ連邦地裁に申請しました。
LGとドルビーは、音響技術に関する標準特許についての契約を結んでいましたが、ドルビーが使用を拒否したことにより今回の仮処分に至ったとみられます。
標準特許に関しては、通常特許と異なり、標準化団体の中でFRAND(Fair, Reasonable And Non-Discriminatory)、すなわち公平で合理的かつ差別のない状態で特許を利用させる宣言がされることがあります。
これらの原理に則り今回LGの利用が認められるかが問題となる見込みです。
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