ニュースの概要
韓国の最高裁が三菱重工業(同社の保有知財情報)への賠償を命じた元朝鮮女子勤労挺身隊訴訟で、韓国の大田地裁は原告が差し押さえた三菱重工業の韓国内で使用するロゴマークの商標権と特許権の売却を命じる決定を下しました。
元徴用工関連訴訟で日本企業の資産売却命令は初めてで、三菱重工業は即時抗告する方針です。
商標権や特許権は現金化が難しいため、原告は別資産を探していましたが、その必要はなく権利を直接換価できるという判断がされました。
訴訟経緯
2018年11月 原告5人 最高裁で三菱重工業が原告に賠償する判決が確定
2019年3月 原告4人(1人死亡)
裁判所に三菱重工業の資産(三菱重工業の商標権2件と特許権6件の計約7580万円相当)差し押さえを申請
7月 原告は裁判所に、三菱重工業の商標権2件と特許権6件の売却命令を申請
2021年9月 韓国の最高裁は、三菱重工業が資産の差し押さえを不服とした再抗告を棄却 地裁は特許権2件と商標権2件の売却命令を決定
まだ判決が確定したわけではありませんが、知財権の差し押さえや売却命令は日本ではほとんど例がなく驚きをもって受け止められているようです。
登場した企業の情報、潮流を覗き見しよう
今回の当事者である「三菱重工業」の最新の特許・商標・意匠はどんなものでしょうか?
「三菱重工業」が考えている新技術、方向性、最新潮流が出願された特許等から読み解けます。
知財の出願の動きも一目で把握できる機能もあります。
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(例)
配信元
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM27BK70X20C21A9000000/