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ユニクロが特許訴訟で敗訴 無人レジの技術で

ニュースの概要

ユニクロの店舗にある「無人で会計ができるセルフレジで、商品をまとめてレジに置くとタグの情報を読み取ることができる技術」の特許(特許6469758号)をめぐって、大阪市の ITソリューション開発企業のアスタリスク社がユニクロなどを展開するファーストリテイリング社に特許権侵害を理由に訴訟を提起し、これに対しファーストリテイリング社は特許自体の無効を主張しました。

これについて知的財産高等裁判所は、特許6469758号に対する無効審判に対する審決取消訴訟について、アスタリスク社の特許は有効だとする判決を言い渡しました。

訴訟の経緯についてはこちら

争点となっている特許はこちら

何が争点となったか

アスタリスク社がこの技術を発明したとして特許を取得したのに対し、ファーストリテイリング社は「これまでの技術と同じで発明は簡単だ」と進歩性(「進歩性」や「特許要件」についてはこちら)の要件を満たしていない旨を主張して特許庁に訴え、特許庁では、アスタリスク社の特許の一部が無効であると判断されていました。


これについて双方が不服を申し立てたところ、知的財産高等裁判所の森義之裁判長は判決で「上向きに開いた状態でタグのデータを読み取る技術の発明は簡単にはできない」と指摘し、特許庁の審決とは異なり 進歩性の要件を満たすとし、アスタリスク社の特許は有効だと判断しました。

配信元 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210520/k10013042221000.html