ニュースの概要
中国のスマートフォンメーカーXiaomiは、音の振動をエネルギーに変換し、それを電力として充電するための技術について中国で特許を取得しました。
Xiaomiは稲妻型のカメラデザインにつきアメリカのデザイン特許(日本の意匠)を取得しています。
「Xiaomiが稲妻型カメラの「デザイン特許」を出願。「特許」との違いは?」-Tokkyo.Ai
また、AppleをはじめとするXiaomi以外のスマートフォンメーカーも様々な技術を特許出願しており、これらの機能が実装されていった場合スマートフォンは飛躍的に技術が進歩することが考えられます。
特許出願・取得が各メーカーに与える影響
一般に、特許はその性質上、技術が製品化して販売される前に出願されていなければならず、多くの場合には技術が実用化されるのは公開がされてからです。
これは、特許を見ればその会社がどこに開発リソースを割こうとしているかの大まかな目安となりえることを意味します。
もちろん、特許公報は製品カタログやIR資料とは異なる観点から公開されるものですから、特許を取得した技術が実用化される保証はありません。
つまり、特許など知財の出願・取得は各メーカーに直ちに影響を与える可能性は低いですが、今後の技術動向を占うものとして後々大きなインパクトを与える火種となりかねない、チャンスとリスクをはらんだ行為といえるでしょう。