width=

秋田県が出願した商標「サキホコレ」、香港で登録

ニュースの概要

ブランド米の名称として秋田県が商標出願していた「サキホコレ」が、国内登録(商標第6346451号)に続き香港で商標登録されたことが分かりました。

同様に商標出願を行っている中国・台湾では現在審査中であり、また、国内で品種登録の出願も行っています。

サキホコレとは

サキホコレは、秋田県で新たに開発されたお米の品種です。

コシヒカリを超える味を持つ米を目指して2010年から11年かけて開発されており、あきたこまちと並ぶ秋田県産の名物米として2022年から流通予定です。

国際出願、登録にみるブランドの商標戦略

サキホコレは、生産量をコントロールし、価格も低価格で販売することを計画するなど、相当に力の入った販売戦略を策定しています。

さらに、今回製品が一般に流通する前に国内(商標第6346451号)、

国外ともに商標法・種苗法に基づく出願を行い権利の保護を図るなど、知財の観点からもかなり効果的に保護を行うための戦略を取っています。

これは、今まで国内の農作物、名産品のブランドが国外で商標登録をしていなかったために、無関係な第三者の冒認出願を許してしまったという事情が背景にあることが考えられます。

日本ブランドの国際的な商標問題に触れた記事についてはこちら

商標の国際登録とは~「松阪牛」問題と国際商標~-Tokkyo.Ai」

今回、流通前から知的財産戦略を長期的に進めてきた秋田県、「サキホコレ」がブランド米として世界に羽ばたくことが期待されます。

Tokkyo.Aiが運営するオンライン商標出願「Tokkyo.Ai/商標」のご利用はこちらから

ニュースはこちら