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【webで手軽に】オンライン商標出願サービスを選ぶためのポイント5つ

オンライン商標出願サービスとは、商標の出願をインターネット上で行えるサービスの総称です。迅速に商標出願できる点や、出願に費やす手間を削減できる点が大きなメリットです。手間や時間を削減できるため、浮いた時間を本業に費やして業務の生産性向上も実現できるでしょう。

今回の記事では、そんなオンライン商標出願サービスを選ぶ上で意識すべき5つのポイントをご紹介します。

ポイント(1):検索機能があるか

まず重要なのが、検索機能の有無を確認することです。オンライン商標出願サービスの中には、入力した商標と類似する商標があるかどうかを検索できる機能を搭載したものもあります。

具体的な使い方としては、自社が登録したい商標の候補を入力する形で検索します。そうすることで、入力した商標と類似する商標のロゴやオーナー、出願番号などが表示されます。検索機能を活用すれば、あらかじめ類似商標の有無を確認した上で商標登録の出願を行えます。そのため、類似商標であることを理由に登録できない事態を未然に防止できます。

商標登録の作業をスピーディーに進めるためにも、検索機能がついているオンライン商標出願サービスを選ぶのがおすすめです。

ポイント(2):出願に際して専門家が調査をしてくれるか

検索機能だけでは、出願予定の商標と類似するロゴ等を正確に洗い出せないリスクや、検索の結果に抜け漏れが出てくる可能性があります。

一方で、知的財産権の専門家である弁理士が調査すれば、類似する商標を正確に洗い出すことができます。また、自社の事業内容や規模にあった弁理士に依頼すれば、商標登録やその後の商標活用が円滑に進むでしょう。

簡易的な検索だけでは洗い出すことのできないリスクを専門家に調査してもらえるかということは、オンライン商標出願サービスを利用するうえでかなり重要なポイントになりますので、専門家が調査をしてくれるサービスであるかをしっかりと見極めましょう。

ポイント(3):専門家が出願案を作成してくれるか

弁理士が出願案を作成してくれるかという点も、オンライン商標出願サービスを選ぶ上で確認すべきポイントです。

商標出願に際しては、ただ単に類似商標の有無を調べるだけでは不十分です。たとえば特許庁の公開している標準的な指定商品役務(商標を用いる商品・サービスの範囲)ではないものを指定商品役務として出願案に記載すると、後から指定商品役務の内容を説明する手間やコストがかかる可能性があります。

また、取得後に商標を守る対策を立てておかないと、競合他社に商標権を侵害されるリスクも考えられます。


以上の通り、商標出願に際して行うべきことはたくさんあり、専門的な知識を要するため自力で実行するのは困難です。
商標出願およびその後の商標活用を円滑に行うには、専門家である弁理士に出願案を作成してもらったり、登録後に商標を守るためのアドバイスを得たりすることが重要です

ポイント(4):料金が高すぎないか

オンライン商標出願サービスを選ぶときは、利用料金が高すぎないかも確認しましょう。どれほど優れたサービス内容でも、自社の予算を大幅に超える料金ではリターンに見合わない結果となってしまいます。

オンライン商標出願サービスとはいえ、通常の商標出願と同様に、商標の調査や出願手数料、印紙代、登録手数料などの費用がかかります。また、弁理士のサポートを受けるために別途で費用がかかるサービスもあります。加えて、出願を拒否された際は意見書の提出、審査を早める際は早期審査にそれぞれ追加の費用を要します。

そもそもオンラインサービスのメリットは、対面ではないことで費用を削減できる点です。
直接弁理士に依頼する場合と同じくらい費用が高いならば、わざわざオンラインで依頼する必要性が小さくなってしまいます。サービスごとにかかる費用を見積もって、オンラインで利用するメリットがある程度に価格が安いものを選びましょう。

その際は、出願時の料金だけでなく、登録までにかかる費用を見るようにしましょう。しっかりと料金を確認しないと、安いと思って出願したが、安いのは出願時の費用のみで登録時の手数料が相場より高額だったために結局高くなってしまったという事態が起きてしまうかもしれません。

ポイント(5):商標の管理ができるか

オンライン商標出願サービスを選ぶ際には、登録した商標をサービス上で管理できるかどうかも確認しましょう。

自力またはオンラインでない弁理士事務所に依頼して商標出願を行うと、登録した商標に関する情報を紙またはPDFの書類で管理する必要があります。商標ごとに紙やPDFで情報を保管すると、資料を紛失したり、数の多さから管理が大変となって商標の更新を忘れてしまったりするリスクがあります。

一方で商標管理の機能がついているオンライン商標出願サービスならば、登録した商標のデータを1つのサービス上で簡単に確認できます。そのため、情報を管理する手間や労力の大幅な削減につながります。また、商標の登録期限を知らせる機能や一目でわかる機能がついていれば、更新忘れを防止する効果も期待できます。

商標の管理を手軽に行うためにも、管理機能がついたオンライン商標出願サービスを選ぶのがおすすめです。

まとめ

オンライン商標出願サービスを選ぶポイントをまとめると以下のとおりです。

  1. 検索機能がある
  2. 出願時に専門家が調査してくれる
  3. 専門家が出願案を作成してくれる
  4. 料金がオンラインのメリットを打ち消すほど高くない
  5. 商標の管理ができる

上記5つのポイントを満たすサービスであれば、商標の出願や登録、その後の管理をスムーズに行えるでしょう。

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